ノート

東京湾アクアライン

愛車とは東西南北さまざまな場所へ行きましたが、今でも思い出すのは、東京湾アクアラインへのツーリングです。
東京湾アクアラインは神奈川県の川崎市から千葉県の木更津までを繋ぐ、東京湾を横断する高速道路です。

中央には人口島である海ほたるというサービスエリアが設置してあり、川崎から海ほたるまでは海底トンネルであるアクアトンネル、海ほたるから木更津までは海上道路であるアクアブリッジが走る、スケールの非常に大きい道路となっています。
元々、建設当時から興味はあったのですが、当初は通行料が非常に高く、そこに行くなら他のところへという思いから、なかなか行く機会がありませんでした。

きっかけとしては料金が大幅に引き下げられ、800円で通ることができるようになったので、タイミングも良く行くことに決めました。
当日は、海ほたるサービスエリアで朝焼けを見てみようという計画を立て、真夜中に家を出ました。

神奈川の川崎側から入りましたが、その前に時間もあったので少し横浜に寄ってみることにしました。
真夜中なので、お店も全くやっていませんでしたが、海辺に立ち並ぶ近代的な建築群が美しく、既に素晴らしい光景を目にしてしまったと、えもいわれぬ感情でいっぱいでした。

そして、アクアトンネルに向かい、入ってみると、どこまでも直線的な道が続いていました。
あれほどのひたすらに長いトンネルを通ったのは後にも先にもこのときだけかもしれません。
トンネルなので、これといった風景はありませんが、ふと、海底を走っているだと思い出すと胸が高鳴り、単調な道も楽しく通ることができました。

海ほたるに到着し、全体を見て回りましたが、デザイン性の高い建物が海の上に建っていることだけで、私は大興奮でした。
そうして、まもなく日の出が始まり、その美しさに目を奪われました。

何も邪魔するものがなく、海と地平線と太陽だけ、生涯のなかでも一番に感動した日の出だったと思います。
そこから、名残惜しかったですが、すぐに出発し、アクアブリッジを通ります。
日が登り、見渡す限りの海のなか、潮風を全身に浴びながらの走行はまるで海を走ってるような気分にさせてくれました。

愛車と共に

この旅のどこがよかったのかといえば、今までに見たことのないようなことばかりを経験することができたことです。
それらを愛車と一緒に体験したので、より愛着も沸きましたし、心が通じ合ったような気持ちにさえなりました。

感動的な瞬間を共有すると絆が深まるということがありますが、これは人とのものだけではなく、バイクであってもそういえるのかもしれません。
これからはまた、さまざまな気持ちを分かち合ってきた愛車とともに、多くのものを見ていきたいものです。